BLOG さとううさ子のブログ
親知らずの抜歯
皆さんこんにちぴょん!さとう うさ子です⌒(=・ x ・=)⌒!
この春から新生活がスタートされた方も多いのではないでしょうか?
新しい環境や年度替わりで何かとお疲れがたまりがちな4月。。。
お口の些細な状態の変化にも注意してくださいね。
今回のコラムは「親知らずの抜歯」について書いてみたいと思います!
親知らずは別名:智歯(ちし)とも呼ばれ、
前歯から数えて8番目にはえてくる歯で、18〜20歳くらいに生えてくることが多いようです。
永久歯の中で一番最後に生えてくるため、あごの小さくなった現代人には生えるスペースがなく、
横や斜めに傾いて生えてきたり、骨の中に埋まったまま生えてこられなかったりします。
また、歯ブラシも届きにくいため細菌が繁殖しやすく、虫歯になったり周りの歯肉が膿んだりして痛み出すことも多いです。
そのため、親知らずは抜く必要がでてくることがよくあります。
■ 親知らずは抜いたほうがいいのか?
親知らずは、虫歯や歯周病、歯冠周囲炎などの原因になることが多く、抜歯となることが多いですが、正常に生えて機能している場合や、将来的に利用する可能性がある場合は、抜歯せずに残しておいたほうが良いこともあります。
抜くリスク、抜かないリスクを十分に比較して、歯科医師と相談して判断すると良いでしょう。
■ 親知らず抜歯のメリット
①口臭が予防できる
歯みがきの際に磨き残しがあると、口臭の原因となるプラークという細菌が作られます。
特に横や斜めに生えた親知らずがあると、歯ブラシが入りにくい歯周ポケットができてしまい、磨き残しが出やすいため、口臭につながります。
そのため、親知らず自体を抜いてしまうと磨き残しを減らすことにつながり、口臭予防になります。
②歯周病のリスクが下がる
親知らずが横向きや斜めに生えると、その下へ食べカスが入り込み、歯周病や炎症を起こしやすくなります。
放置すると周りの骨を溶かすこともあり、隣の歯まで抜けてしまうこともあります。
親知らずを抜くことで、こうしたリスクを減らすことができます。
③むし歯予防になる
①②でも説明したように、親知らずは歯みがきなどの口腔ケアがしにくいため、むし歯になりやすい歯です。
むし歯の症状が進むと隣の歯の根っこ部分もむし歯に侵されてしまい、隣の歯まで抜歯しなくてはならなくなります。
また、親知らずの生え方によっては、むし歯治療の妨げになることもあります。
早めに抜歯をすることで、そうしたリスクを減らすことが可能です。
■ 親知らず抜歯のデメリット
①抜歯後の腫れ
抜歯後、腫れや痛みが生じることがあります。
その場合は鎮痛剤を処方し、症状を抑えることは可能です。
痛みは通常2~3日で軽減していきますが状態によっては1週間近く痛みが続く場合もあります。
②食べ物が詰まる
抜いた部分には穴ができ、歯肉が完全にふさがるまで食べ物が詰まりやすくなることがあります。
③再出血
抜いた当日に無理をすると、抜いた場所から再び出血することもあります。
その日は飲酒・長風呂・運動などをひかえ、安静に過ごしてください。
以上、「親知らずの抜歯」についてのコラムでした。
親知らずについてお困りごとがあれば、是非当院までご相談ください!
それではまた次回コラムにて♪
ばいばいぴょーん(*´︶`*)ノ”